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フットサルに対する意見書
 日本におけるここ数年のフットサル人気の上昇と競技人口の爆発的な増加を考えると、一見すればフットサルは比較的新しいスポーツであると思われるかもしれません。しかし、フットサルはこれまで世界の多くの国々で楽しまれてきた歴史あるスポーツなのです。フットサル先進国であるヨーロッパや南米の国々では50〜60年も昔からフットサルが行われてきました。また、これらの国々ではクラブ文化が発展していることもあり、国中にフットサルのクラブが数多く存在し、スペインやブラジルなどではプロリーグも整備されるなど、フットサルが‘する’スポーツとしてだけでなく、‘みる’スポーツとしても成熟しています。特にブラジルでは公共施設としてフットサルコートが数多く存在し、多くの人がフットサルを楽しむことができる環境が整っています。その上、その競技人口はサッカーの競技人口を凌ぐとも言われています。今では4年に1度世界大会が開かれ、各大陸選手権などの国際大会も定期的に開催されています。  フットサルは、1チーム5人集まればプレーでき、交代は自由で、サッカーと比べコートも狭く、接触プレーも制限されているので、大人も子どもも、男性も女性も関係なく、誰もが楽しむことができる魅力を持ち合わせているのです。つまり、フットサルはコミュニティスポーツとして、ファミリースポーツとして、そして生涯スポーツとして、無限の可能性を秘めたスポーツなのです。地域スポーツの育成の担い手を目指すJリーグも‘百年構想’の3本柱の中に、「フットサルを広め、親子や仲間が集う場をつくる」という目標を掲げています。
 JFA(日本サッカー協会)は、フットサルは<いつでも、どこでも、だれでも>楽しめるスポーツであると唱えています。たしかにフットサルは先ほど述べたように、<だれでも>楽しめるスポーツであります。しかし、今の日本のフットサル界は<いつでも、どこでも>フットサルを楽しめる環境にはありません。日本でフットサルのできる公共施設は少なく、そのほとんどが民間のフットサル施設なのです。その利用には高額な使用料が必要であり、それがプレーヤー層の幅を狭めている原因にもなっています。
 日本のスポーツの基盤はこれまで学校と企業でした。しかし、企業を基盤としたスポーツのあり方は崩壊しつつあり、また、少子化やそれに伴う社会変化により、子どもを取り巻く環境も変化したことで、学校を基盤としたスポーツもそのあり方が問われている時期にあります。これからは地域に根差したクラブスポーツの発展と成熟が期待されるとともに、そこに学校という基盤が加わることで、より一層の相乗効果が期待できると思われます。そういった意味において、大学にフットサルの基盤を作り、フットサルの普及・発展に努めようとする我々の活動は、フットサルに限らず、これからの日本のスポーツ文化の発展と成熟にも貢献することができるのではないかと期待されます。
 フットサルが<いつでも、どこでも、だれでも>楽しめる環境が整ったとき、それは本当の意味で、日本にスポーツが文化として形成されるときかもしれません。


                                              2004/08/06 野原 慎次
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